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西部ガスは、中国のジャスダ・エナジー・テクノロジー(上海)社(以下「ジャスダ社」)向けに、ISOタンクコンテナ※1(約18トン積)を利用した本格的な海外向けLNG出荷事業を開始しました。
今回は、2020年12月から2021年3月までの4カ月間で合計約1.2万トンの量の出荷を行うもので(週1回、合計14回の出荷を予定)、本日、初回出荷の40コンテナ(約720トン)を、北九州港のひびきコンテナターミナル(北九州市若松区)から中国(山東省)へ本出荷専用のコンテナ船で出荷しました。日本から海外向けのISOタンクコンテナによる一度のLNG出荷量としては、これまでで最大となります。
現在のひびきコンテナターミナルにおける1隻あたりの荷役許容量(LNG出荷量)は400トンですが、今回の出荷は、ひびきコンテナターミナルを管理する北九州市港湾空港局様をはじめとする関係行政機関のご支援・ご指導のもと、当社グループの保安体制の構築とこれまでに培った技術の集積及び改善を評価いただき、荷役許容量の制限が緩和されたことで実現したものです。
西部ガスグループ中期経営計画「スクラム2022」では、ひびきLNG基地の立地条件の優位性や拡張性を活かし、国際エネルギー事業の拡大を図っていく方針です。
当社は、近年天然ガス需要が急増している中国を重要なマーケットのひとつと考えており、需要地に近いひびきLNG基地から一定量をまとめて出荷することにより、同国のLNG需要の獲得を目指していきます。また、今後もISOタンクコンテナを利用した出荷について、北九州市港湾空港局様をはじめとする関係行政機関のご協力をいただきながら、事業規模拡大を図ってまいります。
当社グループは、ひびきLNG基地を活用したグローバルビジネスを推進し、アジア地域におけるLNG取引の拠点化を進め、LNG供給の多様性の拡大及び自由度の向上に貢献してまいります。
※1 ISOタンクコンテナ・・・国際基準(ISO規格)に基づいて製造された安全性の高いコンテナ
※2 LNG = Liquefied Natural Gas(液化天然ガス)
以上
会社名 | JUSDA ENERGY TECHNOLOGY(SHANGHAI)CO., LTD. |
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設立 | 2018年11月20日 |
主要株主 | フォックスコン・ジャスダ・インターナショナル社、 IDGエナジーインベストメント社 |
代表者 | 社長 梅族林 氏 |
所在地 | 中国上海市 |
事業内容 | LNG等エネルギーの輸送事業 |