〈日本の薬膳〉食材図鑑 File11


日本の健康モデル食といわれる、日本型薬膳。旬のパワーを活かし、病気にかかりにくい身体づくりをめざす食材を図鑑形式でお届けします。

【りんご】| apple |[学名]Malus pumila|
[分類]バラ科リンゴ属
[主な産地]青森、長野、岩手など
[旬の時期]9月、10月、11月

調理法


日本の品種は際立って甘く、実は大きく、生食に適しています。りんごの甘酸っぱさは野菜や果物入ジュースやスムージーの味を美味しく調整してくれます。

選び方


形がよく、見た目よりも重量感があるものがよいでしょう。ヘタの周辺の亀裂は完熟しているサインです。蜜がしみているものが甘みが強いですよ。

◎酸味の主体はリンゴ酸、クエン酸、酒石酸です。食物繊維ペクチンを含み、ペクチンは整腸作用にも効果的です。その他、ビタミンC、カリウム、ポリフェノールも豊富に含まれます。

◎フラボノイド、カテキン、アントシアニンなどさまざまな抗酸化成分やペクチンという食物繊維を含み、肺がん、心臓病、気管支喘息の発症に予防効果があると報告されています。

栄養素・成分


食品成分表/りんご、皮むき、生(可食部100gあたり)
●エネルギー …… 57kcal
●脂質 …… 0.2g
●炭水化物 …… 15.5g
●カリウム …… 120mg
●カルシウム …… 3mg
●マグネシウム …… 3mg
●ビタミンB₁ …… 0.02mg
●ナイアシン …… 0.1mg
●ビタミンB₆ …… 0.04mg
●ビタミンC …… 4mg
●食物繊維総量 …… 1.4g
参考資料:日本食品成分表2018(七訂)

監修/中村学園大学栄養科学部教授 三成由美、薬膳科学研究所所長 徳井教孝