〈日本の薬膳〉食材図鑑 File04


日本の健康モデル食といわれる、日本型薬膳。旬のパワーを活かし、病気にかかりにくい身体づくりをめざす食材を図鑑形式でお届けします。

【葛】| Kudzu |[学名]Pueraria lobata|
[分類]マメ科クズ属
[主な産地]鹿児島など

調理法


風邪で悪寒、発熱、頭痛がするときは、葛粉と生姜とナツメを一緒に食べ、口渇には葛粉と胡麻を一緒に食べると、症状を和らげてくれる効果があります。

◎寒根葛の根を水に晒し、たたき、水に晒し、葛粉を取り出し、あく抜きをし、大事に精製した安心・安全な加工食品です。昔は救荒食品として、大事に保存されていたそうです。

◎葛にはイソフラボンが含まれており、骨粗しょう症の予防効果が期待されています。また漢方薬としても利用され解熱鎮痛作用があります。

◎根の主成分は良質なデンプンです。葛は今も昔も高級な食品で、代用にサツマイモデンプンが使用されています。

栄養素・成分


食品成分表/くずでん粉(可食部100gあたり)
●エネルギー …… 347kcal
●炭水化物 …… 85.6g
●たんぱく質 …… 0.2g
●脂質 …… 0.2g
●カルシウム …… 18mg
●マグネシウム …… 3mg
●鉄 …… 2.0mg
参考資料:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

監修/中村学園大学栄養科学部教授 三成由美、薬膳科学研究所所長 徳井教孝