災育って、知っていますか?

&研究室〈災育①〉基礎編

災育って、知っていますか?

「災育」という言葉をご存知ですか?
防災のために、被災したときのために、どうすればいいの?
それを学ぶのが「災育」です。今回から4回にわたって「災育」シリーズをお届けします。




平山 光典さん(左):事務局長
居住地域の自主防災組織の会長を務め、地域の防災リーダーとして活躍中。
小森 勝輝さん(中):代表幹事
福岡県教育委員会の防災アドバイザーとしても活動し、防災授業を担当している。
上野 直美さん(右):副会長
子育ての経験を生かしながら、子どもたちや保護者に「楽しい防災」を提案している。



ーー防災と聞くとすぐに「非常用持ち出し袋」あったっけ?と思ってしまうのですが…。

いえいえ、防災って特別なことではないんです。日常生活の延長線上で十分やれているんですよ。お水だけは余分に買っておいたほうがいいのですが、お米はある、冷蔵庫の中に食べ物はある、カセットコンロとボンベがあれば、立派な「備蓄」なんですよ。
そうそう。何事も「非日常」だと続かないでしょ(笑)。少し意識を変えるだけで立派な"防災"になる。

ーーまず家庭でこれだけはやっておくべきこと!ってありますか?

災害が起こったとき、一番大事なのは自分の命が守れること=自助、なんです。その後、みんなで命を守る=共助、そして行政などが行う公助、と続く。何はなくともまずは"自助"。そのためには一番長くいる家の中や職場で一番安全な場所はどこなのかを知っておく、つくっておくことが大切です。
寝ているときに不意をつくように地震がくると怖いので、できれば寝室には何も置かない。無理なら低い家具にする、転倒防止の工夫をする、寝る位置を考える、寝室の扉が塞がれないようにしておきたいですね。
「家の中のどこに集まるのか」「外にいたらどこで落ち合うのか」「伝言はどこにするのか」、そういう話をまずは家族でしておきたいですよね。
そう、防災は"みんなで" "楽しく"がキーワード。

ーーなるほど!早速、家に帰って我が家を点検し、家族と話してみます!


「博多あん・あんリーダー会」とは?

福岡市が地域や企業における防災リーダーを養成するために主催している「博多あん・あん塾」の卒塾生組織。現在200名以上が在籍している。「博多あん・あん塾」はプログラム修了後の試験に合格すると「防災士」の資格が与えられる。メンバーは、それぞれに各地域で活動しつつ、講演会やワークショップなどを開催し、互いに連携を図っている。



翌日の衣類を準備

夜、避難することになった場合に備え、翌日の衣類は寝室や枕元に用意しておきましょう。また、スニーカーを常に玄関に出しておく習慣を。

お風呂に水をはっておく

阪神淡路大震災で一番復旧までに時間がかかったのは水道。被災時はお風呂の残り湯だって立派な生活用水になります。普段からためたお湯はすぐに抜かず、翌日まで水をはっておきましょう。

いつものママバッグにちょい足し

紙オムツにおしりふき、水筒など、いつも持ち歩くママバッグも立派な非常用持ち出し袋。これに小さなライトやマスク(大判のハンカチ)などを足せば、災害時仕様に!

お米と水を切らさない

ペットボトルなら1日1人2リットル、最低3日分、できれば7日分を用意しておくのが理想。生活用水として水道水をペットボトルに入れて外などに置いておくのもおすすめです。お米は袋が半分以下になったと感じたら、買い足す習慣をつければ立派な備蓄になります。

家具の転倒防止を

タンスの下に新聞紙やチラシを折りたたんだものを入れておく、つっぱり棒で固定する、棚には重いものを下に収納するなど、まずは簡単にできそうなことからやってみましょう。







●自助:自分で自分を助けること

まずは自分や家族が助かることが大切。 家にいれそうなら、水や食料、日用品を確保できているかも大切。

●共助:みんなで助け合うこと

隣近所の人が無事かどうか、自分に何かあったとき、誰かが気づいてくれるかが大切。

●公助:行政による救助活動

住んでいる場所の避難場所や避難所がどこなのかはしっかり把握しておこう。
この記事は&and181号に掲載されています。

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